たまにはロッドのご紹介をw
DELTAでは今年の5月に新製品のDC-S65MLというロッドをリリースしました。
しかし、このロッド、初回生産分が発売後に即完売という事態になるほど、謎に人気のあるモデルでした…
今回はこのロッドがどんな竿なのかをご紹介します。
このロッドをプロデュースしたのはDELTA Familyで琵琶湖のトーナメントを主戦場としている所河雅佳(ショガワマサヨシ)です。

求めたものは、琵琶湖のトーナメントで核となる2〜3キロクラスのバスの数釣りをすることができて、4キロクラスを相手にしても主導権を握れるフィネスロッド。
発想が変態ですね。
そんなコンセプトで開発がスタートし、5年くらいトライ&エラーを繰り返してやっと完成しました。

ブランクスはデカいバスに負けないトルクをもつフルソリッドの6.5ft。
もちろんティップはフィネスなルアーを扱える繊細さがあります。
推奨ルアーウエイトは1/2ozまで。

ロッドにラインを通して荷重を掛けたときの曲がりはこんな感じ。
低荷重ではルアーの操作性が良く、バイトや水中の変化が感じやすいファーストテーパー。

チューブラーブランクのDELTA DL-S64Lとの曲がりの比較です。どちらも400gの荷重をかけてあります。
DC-S65MLのほうがバットから曲がり、ロッド全体で負荷を分散させているような感じ。

フルソリッドブランクの1番のネックがその重さ。
そのため、持ち重り感を軽くするためにグリップエンドにはバランサーが入っています。
ロッドの重量は133g!
一般的な7ftヘビーロッド並の自重がありますw
ロッドだけ持つと、なんだこの重い竿は!?ってなると思います。でも、リールを付けてみるとバランスが取れて、そんなに重さは気にならないと思います。
また、グリップエンドは腕や胴体で押さえても痛くならないラウンドシェイプの集積コルクになってます。

リールシートもいろいろ試しましたが、結局IPSに落ち着きました。
コルクは握ったときに力が入りやすいように少し太く丸い形状になってます。

ガイドは軽量なチタンフレーム・SICリング。
琵琶湖北湖では時としてものすごい湖流が発生することがあるため、湖流の影響が少なく、デカバスに負けない強度をもつ細めのPEラインの使用が主流になります。
そのため、リーダーとの結束部が引っ掛かりにくいように小さすぎないサイズのガイドに設定。
推奨ラインは1号以下のPEラインですが、フロロも6Lbくらいまで問題無く使えます。
2019年には自らプロデュースしたロッド(プロトモデル)を使用してBATNETのCLASSICを優勝。

deps サカマタシャッドのジグヘッドリグをスイミングさせて、2日間で19キロをキャッチ。
(ちなみに僕もこの試合に出場していましたが、釣れなかったなぁ…😢)
ここ最近の猪苗代湖では主にシャッドテールワームのジグヘッドリグなんかでこの竿を使っています。

3.5〜7gのジグヘッドを使用して10mくらいまでの水深を巻いてサーチする釣り方です。

小さいバスから50UPまで釣りましたが、バレることが少ないロッドだと感じてます。
初回生産分が完売してしまい今は在庫がありませんが、来年のはじめ頃には次の生産分ができあがってくる予定です。
現在予約受付中ですので、ご希望のかたがいらっしゃいましたら ↓ までご連絡ください。
nomushun@hotmail.com(DELTA ROD BRAND 代表 野村)
または、僕のほうに連絡頂いても予約受付いたします。
お値段はメーカー希望小売価格54,000円です。値段もまあまあトルクフルです…
2021年12月 追記
2022年1月と2月の生産分が予約でいっぱいになりました。ありがとうございました。
次回は2022年秋ごろの生産になる模様です。